SSLアンカー工法(CE型)

SSL-CE型アンカーはグラウトに引張り亀裂が発生しづらい圧縮型の支持機構と、荷重を効果的に分散する耐荷体により優れた応力分散特性を実現しています。

特徴

1.優れた応力分散特性

SSL-CE型耐荷体では、荷重が固定金具外周のリブと補強鋼材を介してバランスよくグラウトに伝達され、応力の集中が緩和されます。

2.高水準な防食機構

テンドンは防錆油の充填されたアンボンドシースと内部グラウト、さらにはポリエチレン製のシースパイプによって保護されます。また耐荷体部分は、防食処理された鋼材により保護されます。こうした構造により、テンドンは全長にわたり物理的、化学的に安定した多重の防食環境下に置かれます。

3.頭部定着システム

テンドン頭部はくさび定着方式を採用しています。くさび定着方式は、テンドン全長にわたって把持、定着が可能であるため、施工性が良好です。またリフトオフ、再緊張、緊張力緩和等に際しても切断余長を確保することで、適切に対処できます。

4.確実な施工性

アンカー体の小径化を阻害しない、コンパクトな孔底注入システムを採用しています。シースパイプをグラウトパイプと兼用し、内部グラウトを耐荷体先端部で排出させます。

 

標準構造図

 

断面図

 

お問い合わせ

詳細についてはお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

  • 事例
  • Q&A
  • カタログ